環境を新規構築もしくは引越しした際に環境が変わった時に、わざわざディスプレイとキーボードを繋いでセットアップするのが面倒だったので、SSH接続までの手順を記録。
前提条件
ルータにDHCP機能があること(有線、無線)
クライアント端末はMac OS(他のOSの場合は適宜読み替えてください)
新規環境構築
Raspberry Pi Imager を利用してOSをSDカードへ書き込み
一番上のOSを選択。
オプションを設定する(重要)
画像の通り自身の環境に合わせて設定
SSHログインする際に必要なのでメモしておく。
OS書き込み
10分程度で書き込み完了。SDカードをラズパイに差して電源をいれて起動。
SSH接続
上の設定で間違いがなければ自宅のLANに接続されているはず。
ルータのDHCP機能でIPが自動割り振られているが、IPアドレスは分からないので、ホストネームとユーザ名を指定してssh ログインする(下記コマンド)。
ssh <username>@<hostname>.local
上の例だと
ssh pi3b1@pi3b1.local
※ログインパスワードは↑の画像で設定したユーザログインのものと同じ。
IPアドレスでログインする場合は
ssh pi3b1@192.168.0.10 とか
IPアドレス固定
DHCPだと勝手にIPアドレスが変わってしまうため、静的IPアドレスを設定。
以下は無線LANの設定例(有線LANの場合はwlan0ではなく、eh0)
下記ファイルを編集
nano /etc/dhcpcd.conf
<ファイル末尾に追記>
interface wlan0
static ip_address=192.168.0.10
static routers=192.168.0.1
static domain_name_servers=8.8.8.8 192.168.0.1
ラズパイを再起動して設定を反映
sudo reboot now
上記操作後にクライアント端末(macとか)で同じようにSSH接続しようとすると
WARNING: REMOTE HOST IDENTIFICATION HAS CHANGED!
のエラーが出る場合があります。
もし出たらクライアント端末で、該当のラズパイのアドレス箇所を削除しましょう。
nano /Users/<user_name>/.ssh/known_hosts
パッケージ更新
下記コマンドでパッケージを更新する。apt-getから変わったみたい。
sudo apt update
sudo apt full-upgrade
既存の環境修正
引越しなどでルータが変わった場合に接続先を更新する対応です。
必要なのはLANケーブル1本だけ。
無線LANには勝手に繋がらないので、ルータ/ハブに有線で繋いでDHCPでアドレスを自動割り当てされるようにしましょう。
そしたら下の書き方で接続されるはず。
ssh pi3b1@pi3b1.local
無線LANの設定の更新
下記ファイルに接続情報があるみたいです。
nano 等で開いて各自の環境に合わせて編集。
/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
編集
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
country=JP
network={
ssid="ssid" #接続する予定のWi-FiのSSID"で括る
psk="password" #パスワード
key_mgmt=WPA-PSK
}
あとは再起動しましょう。